「海洋プラスチック」の書評

福祉

こんにちは、ひのぱぱです(^▽^)/

今回読ませて頂いた本は、

保坂直紀著「海洋プラスチック」です。


今、私たちは何でエコバックを使っていると思います?

「エコバック持ってます」聞くのも言うのも面倒くさい。

「3円くらいならレジ袋頼んじゃおう。」

「レジ袋無料のスーパーを使おう!」

じゃない!じゃない!

エコバックになったのも、カフェで紙ストロー使うようになったのも理由があります!!



読んだ人はこう成長します。

読んだ人は以下の様に成長します。

  • プラスチックは放置するとどうなるかが分かる。
  • エコバックや水筒を進んで持ち歩くようになる。
  • 自然に対しごめんなさいと思う。
  • ゴミ拾いをしたくなる。

本の概要

サイエンスライター。保坂直紀氏が、ありとあらゆる環境問題の資料を集め、現場に足を運び見聞きしてきた事をまとめています。

プラスチックを放置するとどうなるか?プラスチックとは何か?専門的見地からマルっと解説!!

自分たちが置かれている事態に気付かせてくれ、一体何が問題なのかを考えさせてくれます。

具体的に自分たちがどう行動していけば良いのかが、この一冊でわかります。

私がこの本で学んだこと

私がこの本で学んだことを紹介していきます。

気になる項目があれば是非ご覧ください。

現状、プラスチック無しでは生活に困る

プラスチックは本当に便利ですね。

プラスチックのおかげで、生肉や魚、おかずだって鮮度が良い状態でスーパーに並ぶことができます。

そして、ぽいって捨てられるので洗い物も出ないから、非常に便利です。

このような有用性を考えると、今更プラスチックがない時代なんか、考えられないですよね。

ただ、このプラスチック。便利な反面、廃棄するのは大変なんです。

私たちは綺麗な面しか見ていない

海と言えば「沖縄」美ら海。

美しい砂浜と海が水平線の向こうまで広がっています。

しかしながら、の海から少し離れたところには、アジアや、またその他世界から流れてきたペットボトルや発泡スチロールなどのプラスチックが、漂流してきて、現生する木々に絡まったりしています。

それを回収するボランティアの人たちも、一苦労です。

回収しようとすると、ハブに襲われる危険があるのでなかなか手が出せません。

それで長い年月、草木に絡み合ったペットボトルや発泡スチロールはなかなか取り除くことができません。

プラスチックごみの中でも、特にタチが悪いのはレジ袋です。

レジ袋は劣化するとすぐにちぎれてしまいます。

中に砂が詰まったり、異物がたくさん入っていると引っ張り上げるだけで簡単にブチブチっと。

取りにくくて仕方がないので、ペットボトルなんかと違い、見過ごされることが多いです。

そのレジ袋をウミガメや鳥たちが、食べてしまって、体内に取り込んでしまうのです。

犠牲になる自然界の生き物たち

ゴーストフィッシングという言葉があります。

ゴーストとは幽霊のことで、捨てられた網とか、ビニール袋で魚たちをからめとっています。

しかし本当の漁ではないので、そのまま捉えられた海の生き物は解放されることなく最後を迎えます。

海岸沖に小さなクジラの赤ちゃんが打ち上げられました。

胃の中からは、ビニール袋やプラスチック片が沢山出てきたみたいです。

生き物がプラスチックゴミを間違って食べてしまうと、喉を詰まらせたり、胃や腸の間をふさいで
場合によっては命を落としてしまうことがあります。

海岸にあるゴミのせいでウミガメの赤ちゃんがゴミに阻まれて、海までたどり着けなかったという事例もあるそうです。

海にたどり着けても、ゴミで傷ついた体で病気になったり、足がちぎれてしまったりする事も。

人間の流したゴミで、罪のない命が失われるのです。

ごみベルトは続くよ。どこまでも・・・

世界中のゴミは海流に乗って、なんとハワイまで行っちゃいます。

ハワイと米国西海岸の真ん中あたりの海域にゴミたちは集まるのです。

その海域を「パッチ」と呼びます。魔の海域です。

日本の南方海域にもよくゴミが集まり、まるでゴミのベルトの様に見えることから

「太平洋ごみベルト」と名付けられています。

外国のゴミは日本に流れ着き、日本のゴミは外国にばら撒かれるのです。

世界の国々が足並みを揃えて、ゴミを減らしていかなければ、お互い足の引っ張り合いになって、共倒れの状況が生まれます。

マイクロプラスチックについて知らないといけません

プラスチェックも簡単に拾えるものばかりでなく、拾えないゴミに変化してしまいます。

それは、砂つぶのように小さく砕けてしまったプラスチック片などです。

プラスチックは、紫外線や波にもまれる中で、徐々に砕けてしまいます。

その砕けた小さなプラスチック片を「マイクロプラスチック」といいます。

海に見えるだけのプラスチックを回収していて、綺麗な海になったと満足してしまうかもしれませんが、実はそういった粉々に砕けたマイクロプラスチックが海の中を漂っているのです。

ただ、目に見えないだけで、そこには大量のプラッチックが漂っているといえますね。

2050年には、海の魚の量を海に流されたプラスチックが上回ると予想されています。怖っっ!!

そもそも、プラスチックってなに?

マイクロプラスチック以前に、プラスチックって何ぞや?

プラスチックを日本語で調べると、「熱可塑性樹脂(ねつかそせいじゅし)」といいます。

解説すると、
熱を加えると曲がり、冷やすとそこで固まって硬くなる性質を持ったものを、熱可塑性。
と言います。それの樹脂なので、熱可塑性樹脂という名称です。

私の学生時代に流行った「プラパン」が良い例ですね。

プラパンは、絵を書いてレンジでチンして温めるとぐにゃりと曲がって、冷やすとカッチカチになります。
それで作ったペンダントとか、キーホルダーが流行った記憶があります。穴をあけ忘れて失敗した記憶もあります。

リサイクルしている勘違いが起こっています

分別が難しいペットボトルは焼却して、その熱エネルギーを温泉や生活に役立てます。

日本では焼却したペットボトルやプラスチックも、「サーマルリサイクル」という名目でリサイクルとして位置づけています。

これは熱回収であり、外国では、熱回収はリサイクルから除外されています。

日本はリサイクルとして処理。本当の意味でのリサイクルは2割ほどだとされています。

私達がキッチンやトイレで使い、流れた水を「汚水」と言い、のび太が足を突っ込むでおなじみの用水路で流れる雨水などは「うすい」といいます。

汚水と雨水を一緒にろ過する仕組みを、「合流式」。別々の下水道管で送る仕組みを「分流式」といいます。

合流式はお金がかかるため、日本では分流式を使っています。

では、何が問題かというと・・・

分流式では、道路などのゴミは日常的にそのまま川や海に流されるということです。

私は用水路から笹舟を浮かべて、海に思いをはせた記憶があります。

バイオプラスチックって本当にエコ?

バイオプラスチックは地球に優しいのでしょうか?

実は商品の全体の25%以上を、バイオプラスチックが混ざっていると、バイオプラスチックでできていると言っていいみたいです。

ビールと一緒で、アルコール度数は入っているけど、0.数%以下のものはノンアルコールと呼んでいいみたいなものですね。

つまり、バイオプラスチックは地球に優しいと言いなが、結局は25%以外のものはただのプラスチックでできているので、それを捨ててしまえば、分解されずに海に漂うことになるのですね。

バイオプラスチックで、「生分解性プラスチック」というものがあり、溶けて自然に帰るという、ドラえもんの道具の様な素晴らしいものがあります。

ただ、生分解性プラスチックが分解されるのには条件があります。

まず、60度以上の高熱であること、それから、周囲に水と酸素があること、この条件をクリアしないと分解されません。

生分解性プラスチックを土に埋めると、バクテリアが群がります。バクテリアが群がると熱を発して60℃以上になります。そして、土には湿気があるので、ちょうど分解される仕組みになります。

つまり、水中では、熱が60度以上になる条件をクリアしないので分解されません。

海に流れてしまえば、普通のプラスチックゴミと一緒になるということです。

人間はプラスチックを食べて生きている

大きさが5mm以下をマイクロプラスチックと呼びます。

そのマイクロプラスチックが海を漂い、岸に打ち上げられ、紫外線や波や岩肌にもまれ、さらに小さくなっていきます。

マイクロプラスチックからさらに小さい「ナノプラスチック」まで変化を遂げます。

このプラスチックは、魚も間違えて食べてしまいます。

本書では、東京湾で獲れたカタクチイワシの体内からもマイクロプラスチックが見つかったという報告が書かれています。

飲食店での異物混入に騒いでいる中で、自然界では異物混入事件が日常的に起こっているのですね。

欧米の学会では、数名の便を調べたところ、全員の便から、プラスチック成分が見つかったという報告があります。

私達が生活の中でプラスチックを食べてしまっていることはほぼ確実です。

プラスチックを食べるとどうなるか?

大きなプラスチックの場合は内臓を傷つけたりします。

小さなマイクロプラスチックは添加物や有害な化学物質が含まれており、体内に蓄積されていきます。

現在は微量の摂取で大きな影響は出ていませんが、蓄積され続けると、どんな悪影響があるか分かりません。

未来の子ども達は、海の物を食べられなくなるかもしれません。

さらに、遺伝子に大きく影響を及ぼす可能性があるとの事です。

妊婦さんがマイクロプラスチックを摂取すると、その子どもに何らかの影響が出てしまうという危険性も秘めています。

私たちに出来るエコ活動① サステナブル

今、サステナブルという言葉が注目されています。

サステナブルとは、持続可能という意味で、リサイクルと同様、長く使い続けていこうということです。

プラスチックの使用をゼロにはできないので、すぐに破棄をせず長く使い続けていく必要があります。

その点でエコバックはとても有効な手段ですね。

手間かもしれませんが、皆さんのそういった少しの手間で、環境全体にはとても良い影響を及ぼしているのです。

大手企業も紙袋を使ったり、紙ストローに変更したりと、エコな活動を進めていますね。

私たちに出来るエコ活動② リユース,リデュース,リサイクル

リユースとは、処分せずにそのまま再利用することです。

メルカリとか、バザー等、自分が使わなくなったものを売ったり買ったりする行為もリユース当たると思われます。

リデュースとは、プラスチック製品の使用量を減らす事です。

レジ袋の代わりにエコバックを使ったりとか、自販機を使わず水筒を持ち歩くとか。プラスチックの使用量を減らす動きですね。

リサイクルとは、プラスチック製品をつぶして、原料にすることです。

新たにプラスチック製品を作って、繰り返し使う事で全体のプラスチック量を減らしていきます。

食物連鎖からはみ出した存在

地球上の生命は、食物連鎖を繰り返して今日まで生きてきています。

植物が水と大地から栄養をもらい。動物が植物から栄養をもらう。

人間がそれらを食べて、最後は土に帰る。

また大地が養分を吸って、生命が生まれる。

そんな中、人間が作り出したプラスチック。

プラスチックを含む化学製品は地球に還ることがありません。

バクテリアも大地も処理できないのです。

プラスチックはまさに地球全体でリサイクルされることのない、はみ出し者と言えます。

それを作ったのが人間です。私たちです。

まとめ

私達にできること、それは

ゴミを捨てないこと。

長く使うこと。

分別すること。

そして、ゴミを拾うことです。

拾っても拾ってもなくならない・・・
果たしてそうでしょうか?

1個拾えば確実にゴミは地球上から1個減っているのです。それは、拾った本人が自覚します。無駄なことは何一つありません。

目に見える部分だけでも、拾いましょう。それがとってもかっこいい行動なのです。

それを見た人も誘発されて、拾う。

そういった活動の輪が広がっていき、少しずつゴミ問題を解決していく。

なので、私もゴミを見かけたら拾います。そして分別します。むやみにゴミを捨てません。

世界の環境問題について真剣に向き合える一冊でした。

 

ここまで読んでくださりありがとうございました(^▽^)/

ではまた☆彡

 

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