こんにちは、ひのぱぱです(^▽^)/
今回読ませて頂いた本は
黒野伸一著 「限界集落株式会社」です。
限界集落って?
その名前の通り、消滅寸前の、「もう限界で~す!」という認識でOKです。
エリートサラリーマンが里帰りして、消滅寸前の村に騒然とします。
何とか村を守りたい!という思いから復興へ向けて試行錯誤するお話です。
その過程での人間模様と成長がとても面白かったです。
※感想には若干のネタバレが含まれます。気にならない方のみご参照ください。結末には触れません。
読んだ人はこう成長します。
読んだ人はこう成長します。
- 農業をしたくなる
- 自分の役割について理解できる
- ストーリーが面白く、読んだ後には満足感が得られる
私がこの本で学んだこと
私がこの本で学んだことを紹介していきます。
気になる項目があれば是非ご覧ください。
人には適材適所がある
農業ってどうも苦手で・・・という人もいますよね。
他の仕事でもそうです。
私は介護の仕事をしていますが、動くより考える方が好きなので、どうしても人より介助スピードが遅くなります。
仕事が早い人は「モタモタして遅いなぁ。」とイライラするかもしれません。
しかし、会議での発言力や、利用者様への傾聴力には自信があります。
このように、人にはそれぞれ得意分野があります。
本書内でも、畑仕事が生きがいの人もいれば、パソコンを渡したら水を得た魚の様に活躍する人もいます。
自分の得意、不得意を見直し、それを生かす行動も必要です。
他人を見る場合でも適材適所を見極め、得意を認めてあげる事も大切であると学べます。
後がない人は強い
集落を訪れる人の中には、前の事業が上手く行かず、家族三人ホームレス状態の人もいます。
そんな後がない人は強いです。
雇ってもらえなかったら、一家心中も考えているレベルなので、滅茶苦茶一生懸命仕事をします。
村の人達は、仕事だけではなく、寝屋や食料まで提供して支え合います。
ここでは、人情について深く学べました。
人は感情の生き物であり、目の前の人を助けるという思いが、人を引き寄せ力になる。
必要じゃない人間なんてひとりとしていない。
こんな助け合いの精神に気付くと、老後の2000万円問題はどうにでもなりそうな気がします。
この家族。実際大きな活躍を見せてくれるので見物です( ´艸`)
一人の不祥事は全体の不祥事
作中で、一人が不祥事を起こします。
事情はあるのですが、メディアはそんな事お構いなしです。
上手く行っている所から出た埃を叩くのは大好きですから。
メディアに悪評を流された村は大ピンチに陥ります。
ここで学べるのは、一人の不祥事は全体の不祥事である。という事です。
私たちの仕事でも良くあることです。
いくら一生懸命仕事をしても、誰かが手を抜いたり悪い事をすると、内情を知らない外部の方は
「あの会社最悪だよね。」
と会社全体の評価に繋がるのです。
信頼回復には真摯な対応をとり続けなければなりません。
それは並大抵の努力ではありません。
私も、誰か一人の行動で人生って変わるのだと気づかされました。
誰かを貶めたりする事は決してしないように。
独自性が武器になる
農業だけでは、どこでもやっているので、農業全体に埋もれてしまいます。
目を引くのは独自性です。他とは違う物に対し人は目を引きます。
農業×アニメ とか 農業×IT
など、基になるものに何かを掛け合わせる事で独自性が生まれます。
私もブログを書いていますが、独自性がないので読まれない事もあります。
何でもかんでも手をつけると、目を引かないという事ですね。
何でも独自性をもって突き抜けないといけませんね。
子どもの教育でも、何か得意を伸ばしてあげた方が、何でも卒なくできる器用貧乏を育てるより良いですね。
まとめ
人には得意、不得意があるものです。
「自分は何も出来ない」と嘆いている方は、他に自分の得意なフィールドがあるかもしれません。
自分に出来て、他人が苦手とすることもきっとあるのです。
それぞれが、他人を認め合い、足りないものを補い合う事で、最強の集団が出来る。
そんな気持ちにさせてくれる本でした。
まだ読んでないよって方は是非ご覧ください。
ここまで読んでくださりありがとうございました(^▽^)/
ではまた☆彡