子育てに頑張っておられる、パパ!ママ!
子どもを抱っこしたことがありますか?
「そんなもん毎日抱いとるわい!むしろ今も抱いとるわい!」
そんな声が聞こえて来そうですね(;’∀’)失礼しました。
そうなんです。
子育てにおいて、この抱っこを毎日10回以上は必ず行います。
そして、ある時
グギッッ!!!
腰を痛め仕事を休む羽目になるのです。
そうならない為にも、正しい抱き方を覚えて、意識的に行い腰痛予防に努めましょう!!
抱っこしなければ良いじゃん!は良くありません。
「あんまり抱っこすると、抱き癖がつくじゃないですか~。だからうちは抱っこしないようにしているんです。」
そんな貴方。
ちょっとお尻出してくれますか?お尻を真っ赤にさせて、日光に放り込みます。
私、こう見えても元保育士です。
子どもが抱っこを要求するのには意味があります。
子どもが周囲に興味をもって挑戦するのは、バックに親という心の支えがあるからです。
ちょっと挑戦して、戻って抱っこ。挑戦して抱っこ。
好奇心と、安心の繰り返しで、どんどん活動範囲が広がって行き、何にでも挑戦できる子になります。
なので、決して抱っこを拒んではいけません。
拒むと、安心する場所がなく、欲求不満になります。
友達を叩いたり、挑戦しない子になります。心が満たされていないからです。
大丈夫です。
中学生になって、まだ抱っこを求めて来る子は事情でもない限りいません。
介護流抱っこ術
さて、本業で介護に携わっているケアマネージャーの私が腰を痛めない抱っこをご説明します。
- 支持基底面を広くとる
- 対象と密着する
- 高さを合わせる
以上を守れば腰痛とはおさらばです。
支持基底面を広くとる
支持基底面とは軸となる足の幅の事です。
足をそろえた状態で物をもった時、腰に相当な負担がかかります。
無意識で持ち上げると、雑誌を拾っただけでも腰を痛める可能性があります。
ですので、抱っこする時は足を肩幅まで開きましょう。
足の形は足ジャンケンでいう、チョキです。
縦に開いてください。
パーで開くとどうしても膝だけではなく腰を使って立ち上がるからです。
これは必ず意識してください。
対象と密着する
さぁ、腕を伸ばしたまま目の前の椅子を持ち上げてみましょう。
お、重いですね。もう下ろして結構です。
次は腕を曲げて持ち上げてみましょう。
当然さっきより軽く持ち上げられるはずです。
腕を伸ばした状態で持ち上げると、腕の筋肉だけではなく、腰の筋肉も張ってしまします。
そして、引き寄せるという1工程増えるだけでも筋肉に負担がかかるのです。
はじめから、こどもと密着して持ち上げれば負担も減るわけです。
高さを合わせる
低い所から物を持ち上げると、腰に大きな負担がかかります。
介護でも、高齢者をベッドから車椅子へ移す際はベッドの高さを上げて、体の回転だけで移します。
なので、子どもを抱っこする際も、しっかりしゃがみ、子どもを抱き寄せてから立ち上がります。
「うちには子ども2人いるんだよ!しゃがめるかい!」
そんな方いますよね。うちも3人いるので分かります。
そんな時は、2人目を階段やベッドや椅子に上ってもらってから抱っこするのです。
大事なのは高さを合わせて、腰を使った上げ下げを減らす事。
嫌がる子は、先にベッドや椅子に上げてから待ってもらいましょう。
総まとめ~抱っこの一連の流れ~
- 子どもの前まで近づく
- 足を肩幅程開き、ジャンケンチョキ。
- しゃがんで子どもと高さを合わせます。
- 子どもを抱き寄せて密着します。
- 立つ際は、前に出している足で地面を押し上げるように蹴り、後ろ足に重心が来るように下がります。
以上を守れば、腰を使わず立ち上がる事が出来ます。
日々の生活にも活かすことが出来ます。
シャワーで頭を洗う時、洗面台で顔を洗う時も足を広げると腰への負担が減ります。
腰痛も日々の積み重ねです。
そんな積み重ねで腰を痛めないように、安全な抱っこを積み重ねて行きましょうね。
抱っこは一番の愛情表現(*´ω`)!!
ここまで読んでくださりありがとうございました(^▽^)/
ではまた☆彡
既に腰が痛い方や腰に不安がある方に、スノーボードやゴルフ選手も使っているコルセットを紹介しておきます。
私も愛用しています。軽くて何よりコンパクトで着けやすいのでオススメ。